2025年9月26日に千葉大学の全学部対象科目である「学際的『医療』入門」の最終日講義を実施しました。
本日は、吉村センター長、京都大学の加藤源太特定教授、アボットジャパン合同会社の田村圭ガバメント・アフェアーズシニアマネージャー、日本総研の川﨑真規上席主任研究員が講義を担当しました。
はじめに吉村センター長が医療と人文科学について講義をしました。人文科学という学問を通じて受講生にさまざまな生き方を講義しました。リーダー論や人間論の紹介から哲学へと軽妙な語り口で受講生を人文教養の世界に誘いました。
次に、京都大学の加藤源太特定教授に「医療と社会学」と題して講義を頂きました。社会における営みとしての医療に対して、加藤先生の救急医としての経験を例に社会学的見地からの分析をご講義頂きました。
次に、アボットジャパン合同会社の田村圭ガバメント・アフェアーズシニアマネージャーにご講義を頂きました。フィリピンや韓国、アメリカやイギリスなどの医療・保険制度やその現状及び日本の医療者がこれからどう備えるべきかについてご講義頂きました。
最後に日本総研の川﨑真規上席主任研究員に「未来の医療をデザインする「政策提言」のリアル」という講義を頂きました。プライマリケアの普及や、国家戦略特区といったケーススタディをもとに制度の改善についてご講義頂きました。
お忙しい中、大変有意義なご講義を賜りました加藤源太先生、田村圭先生、川﨑真規先生に感謝申し上げます。
(文:萱原慎太郎)