2024年9月27日に千葉大学の全学部対象科目である「学際的『医療』入門」の講義が行われました。最終日の講義では、吉村センター長、京都大学の加藤源太特定教授、宮崎大学の吉永尚紀教授が講義を担当しました。
はじめに吉村センター長が「どのようにして人脈を作っていくか」「NDBオープンデータ」について講義をしました。本日のテーマへの導入講義として、吉村センター長が当センターのインターン生に指導している人脈づくりの手法などを履修生にお伝えしました。また、社会実装に向けた研究のあり方についてもお話ししました。
次に、京都大学の加藤源太特定教授に「医療と社会学」と題して講義を頂きました。社会における営みの一つとしての医療という見方から、そもそも社会学とは何か、医学と社会学がどのような関係・構造の中にあるのか、ということについて示唆に富んだご講義をいただきました。
最後に宮崎大学の吉永尚紀教授に「社交不安症に対する認知行動療法のエビデンス構築と普及」という講義を頂きました。実際に研究成果として得られた認知行動療法をどう普及させていくかについて、エビデンス・費用対効果の面から解説いただきました。研究成果の社会実装というプロセスは大変興味深いものでした。
お忙しい中、大変有意義なご講義を賜りました加藤源太先生、吉永尚紀先生に感謝申し上げます。
(文 萱原慎太郎)