1月18日に第199回社会保障審議会介護給付費分科会が開催され、令和3年度介護報酬改定に向けて(介護報酬改定案について)議論されました。
令和3年度の介護報酬の改定率プラス0.7%となったことを踏まえて、新型コロナウイルス感染症や大規模災害が発生する中で「感染症や災害への対応力強化」が図られることが決まりました。
感染症や災害への対応力強化については、感染症や災害が発生した場合であっても、利用者に必要なサービスが安定的・継続的に提供される体制を構築するために、日頃からの備えと業務継続に向けた取組が推進されます。
感染症対策の強化として、介護サービス事業者に、感染症の発生及びまん延等に関する取組の徹底を求める観点から、施設系のサービスについては、委員会の開催、指針の整備、研修の実施、訓練の実施等が義務づけられます。【省令改正】
また、業務継続に向けた取組の強化として、感染症や災害が発生した場合であっても、必要な介護サービスが継続的に提供できる体制を構築する観点から、全ての介護サービス事業者を対象に、業務継続に向けた計画等の策定、研修の実施、訓練(シミュレーション)の実施等が義務づけられます。【省令改正】
介護施設・事業所における新型コロナウイルス感染症発生時の業務継続ガイドラインを厚生労働省が公開していますので、ご参照ください。
<介護施設・事業所における新型コロナウイルス感染症発生時の業務継続ガイドライン>
https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/000704782.pdf
<第199回社会保障審議会介護給付費分科会(Web会議)資料>
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_16033.html
<資料1 令和3年度介護報酬改定の主な事項 >
https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/000722207.pdf