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厚生労働省が「新型コロナウイルス感染症 診療の手引き(第4版)」を公表しました

2020.12.09

厚生労働省が「新型コロナウイルス感染症 診療の手引き(第4版)」を公表しました。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引きについて、第3版から産婦人科、小児科などについて新たな知見を更新しております。

「新型コロナウイルス感染症 診療の手引き(第4版)」の内容は以下よりご覧いただけます。
新型コロナウイルス感染症 診療の手引き(第4版)

妊婦例の特徴について、以下の表記がされています。

 現時点では、妊娠中に感染しても,基礎疾患(高血圧や糖尿病、肥満)をもたない場合、臨床経過は同年齢の女性と変わらないとされている。しかし、米国などでは、重症化や流産のリスクが高いこと、児に子宮内感染が起こりうることが報告されている。
日本産婦人科医会が2020年8 ~ 7月に行った調査では PCR検査陽性の妊産婦72人において 81%(58/72)が有症状(うち71%に発熱あり)であり、妊娠後期の妊婦ほど重症化しやすい傾向が見られた。死亡事例1例(外国人旅行者)だった。出生児への感染の報告はなかった。

小児例の特徴について、以下の表記がされています。

 COVID-19の小児例は、人例に比較して症例数が少なく、また無症状者/軽症者が多い。しかし、無症状者/軽症者であってもPCR法などで検出されるウイルスゲノム量は有症状者と同様に多く、呼吸器由来検体のみならず、便中への排泄も長期間認められることが報告されている。小児の重症度、小児における家族内感染率、小児において重要な定期の予防接種の実施状況について概説する。

としています。
産婦人科、小児科に関わる医療従事者の皆様におかれましても、是非ご参照ください。
詳細については、「新型コロナウイルス感染症 診療の手引き(第4版)」からご確認いただけます。

新型コロナウイルス感染症 診療の手引き・第4版 改訂のポイントは以下の通りです。
新型コロナウイルス感染症 診療の手引き(第4版)

新型コロナウイルス感染症 診療の手引き(第4版)

新型コロナウイルス感染症 診療の手引き(第4版)

新型コロナウイルス感染症 診療の手引き(第4版)

<厚生労働省:「新型コロナウイルス感染症 診療の手引き(第4版)」>
https://www.mhlw.go.jp/content/000702064.pdf

<新型コロナウイルス感染症 診療の手引き・第4版 改訂のポイント>
https://www.mhlw.go.jp/content/000702063.pdf

<厚生労働省:医療機関向け情報(治療ガイドライン、臨床研究など)>
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00111.html