活動報告

活動報告:学際的「医療」入門の集中講義3日目を実施しました

2024.10.10

2024年9月26日に千葉大学の全学部対象科目である「学際的『医療』入門」の講義が行われました。三日目の講義では、吉村センター長、千葉大学の小野寺淳教授アボットジャパン合同会社の田村圭ガバメント・アフェアーズシニアマネージャーNTT コミュニケーションズ株式会社の櫻井陽一担当部長が講義を担当しました。

はじめに吉村センター長が企業と大学の連携について講義をしました。本日のテーマへの導入講義として、吉村センター長が自身で立ち上げたこびナビの話や、当センターのプロジェクトの一つである旭市CCDの話を通して、産学連携やこれからの時代の働き方について紹介しました。

次に、千葉大学の小野寺淳教授に「医学部に行って医者にならない人?〜医学部で研究することの魅力をお話しします〜」と題して講義を頂きました。千葉大学の沿革から小野寺先生の研究内容まで幅広い内容を扱う講義でした。免疫学の研究の話や、災害医療の話など、興味深いテーマが盛りだくさんでした。

そして、アボットジャパン合同会社の田村圭ガバメント・アフェアーズシニアマネージャーより政策立案について講義をいただきました。HPVワクチンをめぐる政治の動きなどをもとに、医療行政がどのように行われていくかをご講義くださいました。また、産学連携については、企業と学会の協調による効果についてお話を頂きました。

最後にNTT コミュニケーションズ株式会社の櫻井陽一担当部長に「デジタルヘルスの未来像〜デジタルデータ時代を支える技術への取り組み〜」という講義を頂きました。セキュリティやデジタル倫理についていくつかのケースを通して解説を頂きました。産学連携につき要するリテラシーの他、自己実現に要するスキル・仲間・熱意の話は大変勉強になりました。

お忙しい中、大変有意義なご講義を賜りました小野寺淳先生、田村圭先生、櫻井陽一先生に感謝申し上げます。

(文 萱原慎太郎)