CCDプロジェクトの活動

CCD:令和7年第一回旭市糖尿病対策地域連絡会で発表をしました

2025.10.24

こんにちは、研究員の三保です。

CCDプロジェクトの重症化予防から開始された旭市糖尿病対策地域連絡会の、令和7年度第一回が2025年10月22日に開催されました。

今回から新たな会長・副会長が選出され、新しい気持ちでのスタートとなりました。

連絡会では、当センターの飯田英和講師から、CCDプロジェクトの活動の一環である「特定健診・後期高齢者健診における一日推定塩分摂取量測定」の中間報告を行いました。

旭市と連携し、市の健診において8000人規模で尿中塩分摂取量の調査を実施しており、今年度は開始から3年目にあたります。

調査から得られたデータからは塩分を示すナトリウムに加えて、摂取した野菜類の指標となるカリウムの値を用いて研究を行っています。

この結果は、公衆衛生学会などを通じても発表を行う予定です。

 

これに加えて、「CCDプロジェクトの発症予防事業の取り組み」についても、飯田英和講師より発表を行いました。

発症予防プロジェクトで実施している様々な活動や、スポーツフェスティバルや旭市産業まつり(オータムジャンボフェスティバル)を通した啓発活動を共有しました。

 

今後の情報も発信していきますので、ぜひキャッチいただけると嬉しいです!

直近では、11/9に旭市産業まつりにCCDブースを出展する予定です。

ブースでは、CCDの取り組みの一環として行われている「健康宣言」を題材として出展します。

 

 

令和4年に発足した連絡会を、今年度も継続して開催できました。
今後も、糖尿病治療や予防について、旭市地域の関係者の皆様と協力し取り組んでいきたいと思います。

■Cities Changing Diabetes(CCD)プロジェクトとは
世界有数のヘルスケア企業であるノボ ノルディスク ファーマ株式会社が、「糖尿病の克服」を目指し、都市における糖尿病増加抑制に取り組むプログラムで、2021年に世界で38番目のパートナー都市に千葉県の旭市が加わりました。
旭市と千葉大学医学部附属病院、ノボ ノルディスク ファーマ株式会社が協定を締結し、糖尿病患者の発症抑制と重症化予防のための活動及び共同研究を進めています。

■旭市糖尿病対策地域連絡会
CCDプロジェクトの柱の一つである、糖尿病重症化予防において、地域の関係者と顔の見える関係づくりを行い、これまで以上に連携を強化していこうという目的で、糖尿病対策地域連絡会の結成に取り組み、2022年12月に連絡会が結成されました。