NTTドコモビジネス共同研究

第45回医療情報学連合大会でNTTドコモビジネスとの共同研究内容を2演題発表してきました!

2025.12.19

こんにちは。特任研究員の鈴鹿です。

2025年11月12日(水)~11月15日(土)にアクリエひめじ(兵庫県姫路市)で行われた第45回医療情報学連合大会でNTTドコモビジネスとの共同研究内容を2演題発表してきました。

① ePRO(電子患者報告アウトカム)を活用したうつ・不安患者における症状把握 発表者:鈴鹿

認知行動生理学講座との共同研究内容をポスター発表をしました。 本研究はうつ・不安症状がある認知行動療法を受ける患者に対してSmartPRO®(NTTドコモビジネスが提供しているePRO)を使用して、PHQ-9、GAD-7といううつ・不安尺度を調査するという研究になります。 今までは紙媒体を使用した調査になっていましたが、ePROを使用することで患者の負担軽減を図った新たな試みであります。
アンケート調査からは8割以上の方から紙より使いやすい、また使用したいという声もいただきました。

②秘密計算を活用した革新的な秘匿化ePROシステム 発表者:小長谷(外部機関共同研究員、NTTドコモビジネス)

消化器内科との共同研究内容をNTTドコモビジネスの小長谷さんが一般口演発表しました。 こちらもePROを活用した研究となっておりますが、①と異なる点は秘密計算を使用しているところです。
秘密計算システムを使用することで、ePROで収集した患者データを主治医を含めて誰も直接閲覧できないため、患者のプライバシーが高く保たれます。 そのため普段の調査では聞きにくいような質問も今回調査することもできました。

どちらも現在研究内容を論文投稿へ向けて作業をしております。 引き続きよろしくお願いいたします。