厚生労働省が「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き 別冊 罹患後症状のマネジメント(暫定版)」を公表しました。
この手引きは、「一類感染症等の患者発生時に備えた臨床的対応に関する研究」(令和元年度厚生労働行政推進調査事業費補助金 新興・再興感染症及び予防接種政策推進研究事業)において作成されました。
概要
「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き 別冊 罹患後症状のマネジメント(暫定版)」の概要は以下の通りです。
- COVID-19 の診療・治療等に関して、診療のアプローチ・フォローアップ方法について、医療従事者等の助けとすることを目的に、専門家が知見をとりまとめている「診療の手引き」の別冊として、罹患後症状についてとりまとめたものとして作成された。
- 内容:
- WHO の定義:COVID-19 の罹患後症状(いわゆる遷延症状あるいは後遺症)の紹介
- 現時点の知見等を基にした、かかりつけ医等の医療従事者向けの診療や経過観察のあり方のまとめ
- かかりつけ医等がどの範囲まで対応し経過観察するのか、どのタイミングで専門医の受診を勧めるのか等について、各症状(呼吸器、循環器、嗅覚・味覚、精神・神経、痛み)ごとに記載
- 小児へのアプローチや筋力低下等に対するリハビリテーション、及び職場等への復帰に関する産業医学的アプローチも記載
- 本書は暫定版であり、「診療の手引き」と同様に、随時、必要に応じて新たな科学的な知見を取入れ改訂を継続的に行う予定であり、今後の改訂に伴い内容も大きく変更される可能性がある。
関連リンク
厚生労働省:「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き 別冊 罹患後症状のマネジメント(暫定版)」
https://www.mhlw.go.jp/content/000860932.pdf
厚生労働省:「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き別冊罹患後症状のマネジメント(暫定版)」の周知について(2021年12月1日)
https://www.mhlw.go.jp/content/000860930.pdf
厚生労働省:医療機関向け情報(治療ガイドライン、臨床研究など)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00111.html
#厚生労働省 が「#新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き 別冊 #罹患後症状 のマネジメント(暫定版)」を公表しました#かかりつけ医 等がどの範囲まで対応し経過観察するのか、どのタイミングで #専門医 の受診を勧めるのか等について、呼吸器などの各症状ごとに記載されています pic.twitter.com/tNDZRSW728
— 次世代医療構想センター@千葉大学病院 (@n_generation19) December 2, 2021