活動報告

第83回日本公衆衛生学会総会参加のご報告②

2024.11.22

こんにちは!研究員の三保です!

引き続き第83回日本公衆衛生学会総会に関するご報告の第二弾をお送りいたします!

10/30-31にかけての3つの発表に関してご報告いたします。

 

①官・民・学の連携を通した地域糖尿病プロジェクト:CCDの取り組み 発表代表:センター長 吉村健佑 発表者:旭市役所 川瀬和彦

概要:約5年にわたる旭市のCCDプロジェクトでは糖尿病の発症予防、重症化予防の側面から様々な取り組みを展開しています。官・民・学の連携という点を主軸に、今後見込まれる市の総合戦略への事業の組み込みや事業化に向けた取り組みを紹介しました。今回の発表は旭市市役所の方々に札幌まで来ていただきご講演いただきました!質問もたくさんいただき大変盛況でした。

②千葉大学病院とNTTcomとの秘密計算システムを活用した複数の臨床研究 発表:特任研究員 鈴鹿竜

概要:2020年から行っているNTTコミュニケーションズとの秘密計算システムに関する共同研究の一部を発表してきました。現地では様々な研究者とも交流することができ貴重な経験になりました。現在も共同研究は継続中であり、引き続き成果発表もしていきたいと思います。

③農業従事者の主観的活動量と客観的活動量の差異が肥満にもたらす影響 発表:特任研究員 三保健

概要:現在CCDプロジェクトで介入している旭市では農家の方の肥満が課題になっていることが明らかとなっていました。我々は「農家の方は実際の消費カロリーよりも多く運動した気分となり、食事摂取が過剰となっているのではないか」という仮説をたてました。そこで、実際の活動に関わる消費カロリーを精密に測定できる機械の測定値と、本人が感じている消費カロリーをアンケートから割り出すことで、その差異がどのような影響をもたらしているかを研究しました。今回はパイロット研究の報告でした。

今回の公衆衛生学会では7つの演題を報告しました。充実した研究者交流も行うことが出来、実りの多い学会となりました。

今後も各研究における続報もあると思いますので、ぜひウォッチと応援をお願いいたします。

札幌のグルメもメンバーみんなで堪能しとても楽しい思い出となりました!